フットサルを蹴る、見る、着るそして上手くなる。唯一のフットサル専門誌

日本代表vsマレーシア代表 選手・監督コメント

   

IMG_1046IMG_2717IMG_2821 IMG_3009 IMG_3057 IMG_3177 IMG_3193 IMG_3306 IMG_3345 IMG_3526 IMG_3639

日本代表 6 (1-4 / 5-1) 5 マレーシア代表

大分で合宿中の日本代表は9月8日(火)、べっぷアリーナでマレーシア代表とのトレーニングマッチを行った。

格下のマレーシア代表との対戦だったが、日本は前半を1-4と相手にリードを許す展開に。

後半に入って日本はメンバーを主力に固定。そこからペースを取り戻し大量得点で、なんとか6-5の逆転勝利をおさめた。

IMG_2496

以下、監督と選手のコメントをお伝えする。

 

 

 

 

マレーシア戦 第1戦後の監督・選手コメント(文&写真:河合拓)

IMG_2625

ミゲル・ロドリゴ監督

――追い掛ける難しい展開になったが。

「すごく良い教訓になったゲームだったと思います。アジアにはもう簡単に勝てるチームなど存在しません。どの国も外国人の指導者を招き、進んだフットサルを学んでいます。そのことを再確認し、肝に銘じるためのゲームになったと思います。

もう1点は、自分たちの問題ですが、ゲームに入るときのメンタル面。集中力。このゲームを戦うために十分なものになっていなかった。その問題が4失点を許す要因になったので、そこは修正の余地が大きいと思います。ハーフタイムでは、その辺を振り返りながら、切り変えていかなければいけないと確認をしました。それが功を奏して0-4というスコアをひっくり返すことができました。それが簡単なことではないのは分かっていますので、それができたということにはポジティブな評価はしています」

――後半の開始から代表歴の長い選手たちを起用したことで結果は出た。一方、経験の浅い選手たちを我慢しながら使っている時期?

「ただ、私はそういう考え方は好きではありません。私としては、あくまで重大な問題点は試合に入るときの心理状態だと思っています。なぜなら、代表に選ばれている選手たちは、みんなタレントがあります。その噛み合わせよりも、『もう少し個々で出来ることがあるでしょう』ということが見えていたからです。

ただ、確かに後半の立ち上がりは意図的に、このチーム状態で最強のセットで入ることで、チームを一度落ち着かせて、持ち直そうとした意図はありました。前半の問題は、そこではなかったかなと思います」

――稲葉選手、小曽戸選手、また代表2度目の酒井選手が結果を出したことについては?

「稲葉、小曽戸に関しては、これまでの経験もありますし、ベテランらしいメンタリティを発揮してくれると分かっていました。それをその通りに発揮してくれたことに満足していますし、酒井に関しては、まだまだチームに馴染んでいくフェーズで時間が必要なことは分かっています。でも、それも回数をこなすことで解決できると思っています。その3選手に関しての今日の出来については満足しています」

――後半はメンバーを固定して2セットにした。仮に今日の試合に負けても『あのときの敗戦を覚えているか』という教訓にできたと思うが、3セットで回すことを続けなかったのは勝利に徹するため?

「その発想にはなりませんでした。セットを(ベストメンバーで)固めて、それでもうまくいかなかったのであれば、『あのやり方ではダメなんだ』という薬にするという最悪の事態もあったと思います。それよりは一回、自分たちのリズムに戻してから、その後に前半のようなセット配分にできればなと思っていました。

ですから試合が安定するまでは、固定化するメンバーでと考えました。それをやってもまだ負けていたとしたら、これは良い薬どころか、劇薬になってしまっていたのかなと思います」

――ベストメンバーで固めれば4点差も追い付ける確信があった?

「頑張れば同点には持っていけるだろうというのが、正直な印象でした。その後、勝ちこせるかどうかというところまではイメージしていませんでしたが、追いつくことはできるだろうというのはありました。

最終的にはそれが達成できて良かったなという感じですが、このゲームに関しては、ああいう入りをしてしまって、こういう状況になって、それに何とか追い付いた。その努力は認めるものの………という印象は変わりません」

――40分を戦い抜くフィジカル面はマレーシアを大きく上回っていたが?

「Fリーグで鍛えられていることは間違いなく挙げられます。もう一つは、出場時間を細かく回していたことも利いていたのかなと思います」

――今日の試合を踏まえて、明日の試合のテーマは?

「まったく別のゲームになればいいなと思います。今日は特に前半、マレーシアのリズムでゲームをさせられました。明日は日本のリズムのゲーム、ポゼッションを使って、自分たちのギアの入れ替えを使っていくゲームを展開したい。

ただ、今日のゲームは自分たちの試合の入りの悪さはあったかもしれませんが、向こうのメリットが出た部分、向こうのやりたいことができていた部分もあると思います。自分たちのデメリットだけでああいうゲームになったわけではないと思うので、明日は自分たちのメリットが出るゲームにしたいと思います」

 

IMG_1820

皆本晃(府中アスレティックFC)

――今日の試合について。

「立ち上がり自体も良くなかったですし、アジアのレベルが上がってきていることをもっと認識してやっていかなかったのかなと感じます。イージーなミスは多かったし、そこは集中力の問題だったのかなと。集中力が欠けていた、とは思わないのですが、ちょっとした気の緩み、見えない部分での緩みがどうしてもあったのかなと思うので、どういう相手であろうといつもよりちょっと意識して入らなければいけなかったのかなと思います」

 

 

 

IMG_3396

仁部屋和弘(バサジィ大分)

――今日の試合について。

「課題がいっぱいあるなという試合になりました」

――マレーシアのリズムになったことに驚いたが。

「そうですね。やっぱり自分たちの切り替えの遅さ、ミスから失点したのは課題かなと思います。個人的にはこういうゲームで点を奪えなかった。こういう苦しいゲームでチームを勝たせられるプレーをできないといけないと感じました」

――苦しい試合でセットプレーが武器となることを示せたが?

「セットプレーで今日取れたのは大きかったですね。またポジティブな部分を言えば、あれだけの失点を前半にして、後半で取り返せたことは大きかったかなと思います。アジアで戦う大会は、こういう試合も結構あると思うので。そういう中で勝ち切ることは大事だと思うので、内容でも、結果でも、圧倒できるように。最初からもっと集中して良い戦いをしたいと思います」

――ボールが相手側に転がる不運などもあったと思うが、集中というのは?

「そこで相手に行ったボールを獲り切る強さを身に付けないといけません。そこに相手のカウンターの速さもありました。そういう意味では今回、久しぶりの合宿ということもありましたし、みんながみんないつも呼ばれているメンバーではなかったと思うので。全員で同じところを見ることができていなかったのかなというのは感じたので、そこは長くいる選手がもっと良い雰囲気づくりをしていかないといけないかなと思います」

――とはいえ、日本のフィジカルの高さが40分の試合になると生きる?

「Fリーグが毎週あることで、みんなレベルアップしているのかなと思います。ベースとしてできていると」

――4点差も行けるなというのはあった?

「今日は正直、全然行けるなと思っていましたね」

――稲葉選手のプレーがかなり効いていたが?

「そうですね。やっぱりサイドで仕掛ける選手が今日はそこまで多くなかったかなと思うので。確率的に勝負して勝てる選手が多くはなかったので、そこでもすごく助かりました」

――明日の試合は?

「全部、勝ち切りたいですね。今日の試合で良い所を言えば、逆転して日本の力を示したということになるかもしれません。でも、前半の時点でもっと圧倒したかったし、その上で3セットで戦って連係の確認などをしたかったですね。代表チームは勝たないといけないし、そこはもっともっと戦わないといけない」

 

 

 

 

IMG_1682

室田祐希(エスポラーダ北海道)

――積極的に仕掛ける姿勢が見られたが、自信の表れ?

「今日の後半は、クワトロになって仕掛けやすい状況になったのかなと。滝さん(滝田学)も、(皆本)晃くんも『勝負、勝負』とパスをくれたので。前半は(清水)和也と初めて一緒に組んで、お互い話し合いながらやっていました。仕掛けるよりも、ピヴォを使った方がキープできますし。後半はピヴォの入っていないセットになって、『仕掛けていいよ』と言われたので、そこはやりやすかったですね。後半は何もストレスなくやれました」

――Fリーグでは今、好調という話を聞くが?

「どうですかね。オーシャン杯では調子が良かったですけど(笑)。名古屋に在籍していたのは大きかったのかなと僕自身は思いますね。一回、名古屋に行ったことでプレーに余裕もできましたし。そういう意味で考えたら、最後はあまり出られませんでしたが、名古屋に行ったことは後悔していません。あれがあって今の自分がいるし、また代表に呼んでもらえていると思っています。余裕が持てたことは大きいですよね。DFもそうですが、攻めのときもいろいろアイディアを使って、遊び心を持ってというのは、名古屋で培った心の余裕が大きい気はします」

――さらに北海道では走力が鍛えられ、後半も継続的に仕掛けられるようになったのでは?

「それは大きいですね。多分、誰よりも走れますから。北海道でフィジカルトレーニングをやっているときは、本当にイヤですけど、やっぱり体力は付いてきていると思います」

――明日の試合は?

「前半からどんどん自分の良さを出して、あとは点が欲しいですね。貪欲に仕掛けて、ゴールを狙って行きたいと思います」

 

 

IMG_1519

 

清水和也(フウガドールすみだ)

――初の国際試合の感想は?

「最初から緊張しましたね」

――体の使い方に戸惑った?

「そうですね。いつもと違う海外の選手が相手だったので、そこは気にしていたのですが、想像していたよりもガッツリ来ていた感じです。足先でボールを奪いにくるよりも、腰からボールを取りに来るというか。ちょっと特殊で、自分が経験したことのない感じでしたね。オーシャンカップのときもラトビアのチームと試合をしたのですが、ラトビアの選手タイトも違いました」

――この1試合を終えてみて?

「経験できたことは、本当に大きかったなと思いますが、もう少し絡まないといけないなと思いました」

――後半は外から見ていて、ヒントが多くあったのでは?

「芝野さん、(渡邉)知晃さんのピヴォでの張り方は外から見て勉強になりました。そういうのをプラスに、自分の中で生かしていければと思います。学ぶところは多かったです」

――自己採点すると?

「30点くらいですね」

――明日、それを高めるためには?

「まずシュートと言われているので、打っていきたいです。今日は1本、2本しか打てなかったので。そこまで持っていけるように頑張って行きたいと思います」

――今日学んだことを明日試すのが楽しみ?

「それもありますが、アピールできるのは明日しかないので思い切ってやっていきたいと思います」

 

 

 

 

IMG_2042

酒井ラファエル良男(名古屋オーシャンズ)

――セットプレーから2ゴールを挙げたが?

「毎日、セットプレーを練習しているのが実って、今日ゴールできたと思います」

――4失点したが?

「相手のカウンターがすごく速かった。思っていた以上に速かった。前半のうちに1点返せたのはラッキーでした。後半は少しメンタルが変わって、良い結果が出たと思います」

――0-4から逆転できたことは?

「そこが良かったし、本当にみんな良いゴールを決めたと思います」

――明日の試合は?

「もう一回、点を決めてチームの勝利に貢献したいです」

 

 

 

 

IMG_2288

稲葉洸太郎(フウガドールすみだ)

――流れを一変させたが?

「そうですね。流れを変えないとまずいかなと」

――なかなか出番がなかったが、どう試合を見ていた?

「マジか、マジかみたいな。カウンターがうまくハマっちゃっていました」

――ボールの取られ方が悪かったが?

「取られ方が悪くて、シュートで終わらなくてカウンター食らってというのが。あとセットプレーもそうですね。もっともっと喋っていいと思うんです。ただでさえ、少ない時間しか集まれない中で、もっと喋っていい。相手は日本語が分からないし、僕が点を取った場面も、結構、喋っていたんです。『こうしたら、こうなるから』っていう話をピッチの中でしてからセットプレーを始めたり、1点目の酒井のゴールの場面も喋ってやったりしました。そういうところを、まだ若い選手は知らないと思うので。相手は日本語を話せないわけだから、普通に話してもバレないんでね。日本のチーム同士になると、やることがばれちゃうんですけど、代表ではもっと話して良いと思う。それは外から見ても思っていたし、ベンチから言ってもいたんですけど、0-4になって、そこで自分が投入されてやれることは、一個返すこと。あとは流れをしっかり自分たちに戻すこと。ちょっとバタバタしていたので、そこを落ち着かせるのと、DFでガンガン行っていたんですけど、プレスに行くこと。自分のやれることをちゃんとやって流れをつくる。考えていたのは、そんなことですね」

――タイムアウトまではプレスを掛けていないように見えたが?

「一応、最初からプレスに行こうという話だったんです」

――だいぶ緩かった。

「そうなんです。それもあったので、僕が入ったときにガーンって行ったんです。突貫小僧みたいに、若手かってくらい(笑)」

――どれくらい行くべきかを示していた?

「そうそうそう」

――それまで様子を見ていた中で、指示を受けてスイッチを入れたのかと思った。

「自分の中で判断してやりました。チームのコンセプトの中で、やれることをやろうと思ってのプレーです」

――プレスに行くという話があって、第1セットからあの戦い方になっていたのは、ちょっと心配。

「でも、良い薬になったんじゃないですか? アジアで、本戦で、あの戦い方になったらかなりきついんですよ。でも、それをこういうトレーニングマッチで経験できて、その中で返せた。最初は全然良くなかったですけど、そこだけは良かったのかなって。今日の後半だけを切り取って1-4から、もっといえば0-4からだったと考えれば、そこからひっくり返せたのは大きいし、本番で同じことをしないようにしようというマインドを持てるようになったのは意味があると思います。やっぱりアジアの相手に僕たちは負けてはいけないし、明日は今日の反省を活かしたいと思います」

IMG_3906

IMG_3897

 - 日本代表ニュース

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

日本代表メンバー発表!タイランド5s 国際4ヵ国フットサルトーナメント2016

JFAより、8月20日から開催される『タイランド5s 国際4ヵ国フットサルトーナ …

逸見、吉川が追加招集!日本代表欧州遠征

JFAより、日本代表の欧州遠征に怪我で辞退した室田祐希に代わって、吉川智貴と逸見 …

日本代表 欧州遠征メンバーとスケジュールが発表

 JFAより、欧州遠征に参加する日本代表メンバーとスケジュールが発表になった。 …

日本vsクロアチア 監督コメント

国際親善試合 日本vsクロアチア 第1試合 日本代表 1ー1(0−0) クロアチ …

フットサル日本代表候補発表! 11月10、11日にはウズベキスタン代表とトレーニングマッチ

日本サッカー協会より、11月9日〜11日にわたり開催されるフットサル日本代表候補 …

日本代表 大分合宿1日目レポート

 日本代表は7日に大分合宿をスタートさせた。合宿初日は前日までに行われたFリーグ …

明けましておめでとうございます! フットサル2016スケジュール

みなさん明けましておめでとうございます。 2016年もフットサルナビをよろしくお …

伊藤雅範氏が女子代表監督に就任! 選抜メンバーを発表

JFAより、次期女子日本代表監督に伊藤雅範氏が就任することが発表された! あわせ …

ミゲル監督がスペインに帰国。お別れのコメント

2009年からフットサル日本代表の監督を務めていたミゲル・ロドリゴが、22日にス …

AFC女子フットサル選手権マレーシア2015 フットサル日本女子代表 メンバー・スケジュール

AFC女子フットサル選手権マレーシア2015 フットサル日本女子代表 メンバー・ …