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【最新号のナビ立ち読み企画 第二弾】松宮充義インタビュー「選手自身が自ら動き外の世界を知る必要性」

      2015/01/05

最新号のフットサルナビから、記事をお見せする“立ち読み”企画がスタート。第二弾はシュライカー大阪の松宮充義選手のインタビューを紹介します。

 

松宮充義インタビュー

「選手自身が自ら動き外の世界を知る必要性」

 

写真:高橋学

写真:高橋学

 

まつみや・みつよし 1982年7月26日生まれ。京都府出身。177cm/68kg。大洋薬品BANFF(現・名古屋オーシャンズ)→バルドラール浦安→シュライカー大阪と渡り歩く。類い稀なパスセンスと変幻自在のドリブルが売りのアラ。オフィシャルブログ→http://ameblo.jp/kurinomi30/。

 

毎週末各地で開催されるFリーグ。そこに所属する選手達は平日は練習、週末は試合というのが大多数のスケジュールだ。その忙しい合間を縫って様々なピッチ外の活動を行っている選手達がいる。その中の一人であるシュライカー大阪の松宮充義に、それがなぜ必要なのかを聞いた。

 

インタビュー:北谷仁治 写真:高橋学

interview by Kimiharu Kitatani photo by Manabu Takahashi

 

ピッチ外で、選手にもできること

――今回は“ピッチ外”での活動について教えてください。まずはスクールやコーチをされていると思いますが…。

松宮 京都のBAMBレディースは3年くらい前に「監督をしてくれないか」という話をもらいました。マグでのスクールコーチが無くなっていて、持て余している時間もあったし、実家の京都に帰るがてらにも良いと思って引き受けました。話をもらった時はメンバーが7人くらいで「チームが無くなるかもしれない……」という状況ではありましたが、その年に全日本女子選手権の関西大会を勝ち上がることができたんですよ。全国大会では予選を勝ち抜けませんでしたが、予選グループでバルドラール浦安ラスボニータスと引き分けることができ、そこから高い評価もいただけるようになって、メンバーも一気に増えました。

――クリアドール(ジュニアフットサルクラブ)を始めたキッカケは?

松宮 僕が子ども時に、地元(京都府伏見区)にサッカーチームが無かったんですよ。隣町まで自転車で練習に通いながら「自分の町にもチームがあったらなぁ……」とずっと思っていた。大人になって遠征などで、スペインやブラジルにも行かせてもらい、世界の最高水準のプレーや判断を目の当たりにしてきて、それを「伝えたい!」という想いもありました。自分が現役であれば、プレーを見せることもできます。そして、せっかくなら、自分が子どものときの〝想い〟があるから、地元・京都で立ち上げようと思い、始めました。

個人スポンサーも自ら獲得

――スクールやコーチは他の選手もやっていると思いますが…、松宮選手は個人スポンサーも自分で集めていますね。そういうことを始めたキッカケは何かありますか?

松宮 「自分でも動かないと!」というのが一つです。30歳を越えて、“フットサルを取り巻く環境”を何年もかけて知って、名古屋オーシャンズだけがプロで、その名古屋に他のクラブがずーと勝てないリーグが続いている…。(名古屋にも所属して)両方の環境を知っている僕が、どれだけしっかりと自分の環境を整えて、プレーに専念することができるか。

 それと、30歳を越えて、〝引退〟というのがいつか必ずやってくるので、その時に、クリアドールもそうですけど、現役の間に、自分のクラブをつくって、ピークの状態(プレー)を子どもたちに肌で感じてもらいたいという想いがありました。まずはその2つが大きくあって、自分の環境を整える上では、給料もそうですけど、“待っているだけ〟ではなく、少しは自分でも動く必要があるんじゃないかと…。プレーも大事ですけど、自分が、そして他の選手もそうですが、もっと違う世界を見る、違うジャンルの人と話をすることがすごく大事だと思っていたんです。ほとんどの人がまだまだフットサルのことを知らないのが現状。フットサルをやっている人しかフットサルのことを知らない。7年経っても、まだ、「5人でやるやつ?」とか、「ルールが全然わからない」とか、「リーグがあるの?」と言う人も居ます。実際外に出て10人と話したら、7、8人がそういう感じなんです。そこで「小さい枠でやり過ぎている!」感じがしたんですよね…。だからもう少し、クラブもそうですけど、選手自身も外に出ていかないと!いつまでもリーグも繁栄しないし、新規の人が興味を持ってくれない。新しい層を取り入れるのはとても大事なことだと思っていて、サッカーと違ってもともとメジャーなスポーツじゃないから。待っているだけではなく、自分から外の世界に出て行ってみよう、と思って動いたのが始まりです。

――始めたのはいつ頃から?

松宮 今年です。今年の4月から。ビジネスマンなどの交流会に行き始めたのは去年の冬ぐらいからですね。最初は具体的なイメージは何もありませんでしたが、とりえあず行ってみようと――。

 行ってみると、結構スポーツを好きな人も多くて、「応援したい!」と言う人にも少なからず出会えました。「中学生までしかサッカーできなかったから、いま頑張っているキミみたいな人を応援したい!」とかいう感じで……。まぁ(スポーツ選手本人が)来るのは「珍しい」と言われましたけどね。(笑)

――周りにそういうスポーツ選手、あるいはクラブのスタッフ(広報)の人は来ていないのですか?

松宮 僕が参加した中では少なくとも居なかったですね。でも「それが良くない」とも言われました。もちろん現役生活やプレーに集中することも大切ですが、「じゃあ辞めた後、どうするの?」と聞かれるんです。大怪我をして、すぐに選手生活が終わってしまうかもしれない。「じゃあ次の日から生活は?」ということですよね。特に結婚していたり、子どもが居る選手はなおさら考えておかないといけないと思うんです。毎日同じように、練習が終わって、家に帰って、携帯をいじって寝るだけなのか?その時間、2時間でも違う人と会って話をするのか?時間の使い方ですよね。

――スポーツ選手じゃなくて、もう〝起業家〟の発想じゃないですか!(笑)

松宮 よく言われます(笑)。 僕はずっとそれが当たり前と思っていたんですけど、珍しいみたいですね。そういう場に行くと少なからず「食事に行きましょう」という話になりますが、僕は本当に行きます。「よろしくお願いします!」と言って、別れた後に必ずメールして、「食事の件なんですけど、何日何時にどうですか」と必ず連絡を取ります。何人かの人に「それがビックリした」と言われましたが、そういう僕の行動力をかってくれたり、気に入ってもらえたことで、さらに人を紹介してもらえたりと、つながっていったりしています。

 

 

………というわけで、立ち読みはここまで。続きはフットサルナビ2015年1月号で、ぜひご覧下さい!

 

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