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『第26回バーモントカップ』初出場のセンアーノ神戸Jrが優勝!

   

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8月12日(金)から14日(日)の3日間にわたって、バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会が行われ、初出場のセンアーノ神戸Jr(兵庫県)が優勝を飾った。

(文&写真:本田好伸)

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今大会は、小学生年代のフットサル日本一を決める大会。

これまでは年明け早々の1月に開催されていたが、全日本少年サッカー大会と入れ替わる形で、2015年8月の第25回大会から夏場の開催となった。

 

今年も全国各都道府県で予選が行われ、その激戦を勝ち抜いた47チームと、前年度の予選参加チーム数が最も多かった北海道から1チームを加えた48チームが参加。

4チームずつ12グループに分かれてリーグ戦(1次ラウンド)を行い、各グループ1位のチームと2位のうち成績上位4チーム(大会は駒沢オリンピック公園総合運動場体育館と大田区総合体育館の2会場で行われ、2位チームのうち各会場の上位2チームずつ)がノックアウト方式の決勝ラウンドに進出するというレギュレーションで争われた。

 

例年、日頃からサッカーを専門にするクラブ、Jリーグの下部組織、フットサルを専門にするクラブがそろう。

サッカクラブは指導者がフットサルの有用性を学び、サッカーにどのように生かすのかを考えながら大会を戦い、フットサルクラブは、日常的にハイレベルなリーグ戦などの真剣勝負の場が少ないため、慣れない舞台での戦いを経験するなかで試合ごとに成長していく。

そして子どもたちは、全国各地の仲間との交流を深めたり、純粋に遠征を楽しんだりするなかで、ちょっとだけ大人な顔付きに変わっていく。

そんな、子どもたちの夏休みの思い出(これまでは冬休みの思い出)の1ページを濃密に刻む、意義深い大会がこのバーモントカップである。

 

そして今年もまた、三者三様のチームがそろったが、やはり際立つ活躍を見せたのは、いわゆるサッカー専門チームだった。

優勝したセンアーノ神戸や山口サッカースクール(山口県)は、1次ラウンドの3試合で実に30を超える得点をマークし、センアーノ神戸にいたっては、大会の7試合で69ゴールを挙げて優勝するなど、無類の得点力を誇った。

ただその得点パターンを紐解くと、その多くは前線へのロングボールを起点としたものだった。

キックインやミドルシュート、ゴール前での競り合いなど、必ずしもフットサルの競技特性を生かした戦いぶりではなかったが、フィジカルやパワー、キック力を武器にするチームはこの大会において大きな存在感を放っていた。

 

一方で、フットサルに重きを置くチームも健闘した。

特に、前回大会王者のブリンカールFC(愛知県)や、そのブリンカールと前回大会の決勝を戦ったマルバ千葉fc U-12(千葉県)が強さを見せた。

自陣から組み立てていくことを意識し、相手や味方の状況に応じて選手が判断し、チームや個々の特徴を生かした戦いを見せながら相手を圧倒する姿は、フットボールの原理原則を良く理解したものだった。

そして決勝ラウンド最初の試合、ラウンド16で昨年に続いて相見えた両者は、ブリンカールがGKを使ったセットプレーやプレス回避など、Fリーグ顔負けの多彩な戦術を披露してマルバを一蹴した。

 

ただブリンカールは、準々決勝でFCパーシモン U-12(神奈川県)を相手にリードを奪いながらも、その後もチャンスを作りながら決め切れないなかで流れを悪くし、逆転を許してからは立て直すことができずに2-4で敗退した。

 

そしてセンアーノ神戸とエスピーダ旭川(北海道①)の決勝は、今大会を象徴するような展開となった。

序盤はエスピーダが人もボールも動く戦いで主導権を握って先制したものの、同点で迎えた4分、センアーノ神戸が自陣のキックインからゴール前に蹴り込まれたボールを冨永虹七が頭で合わせて勝ち越して以降、ペースは完全にセンアーノ神戸のものとなり、同じような形から何度もゴールネットを揺らした。

 

両者ともに選手個々の技術は高く、ハイレベルな攻防、ゴールが随所に見られたものの、ロングボールを起点にゴールを量産し、相手の地道な追い上げを何度もふいにしたセンアーノ神戸が11-6で勝利。

初出場で初優勝を飾った。

 

ベストプレーヤー賞は、センアーノ神戸の和田健士朗、冨永虹七、準優勝のエスピーダ旭川の渡辺健斗選手、パーシモンのGK武蔵莉旺選手が受賞し、フェアプレー賞は江南南サッカー少年団(埼玉県)に贈られた。

 

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