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アルゼンチンはチームで、リカルジーニョのポルトガルに勝利した【ワールドカップ・準決勝2日目】

   

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ワールドカップ準決勝2試合目が28日(日本時間29日)に行われ、アルゼンチンがポルトガルに勝利した。

アルゼンチンは決勝でロシアと対戦する。

ブラジル、スペイン以外の3つ目の世界王者が10月1日(日本時間2日)に誕生する。

(文&写真:座間健司)

 

後半にフリーキックからアルゼンチンが決定的な5点を決め、キャプテンのウィリアムがガッツポーズ。一方、ポルトガル代表リカルジーニョは寂しそうに電光掲示板を見つめる。

後半にフリーキックからアルゼンチンが決定的な5点を決め、キャプテンのウィリアムがガッツポーズ。一方、ポルトガル代表リカルジーニョは寂しそうに電光掲示板を見つめる。

 

ワールドカップ準決勝第2試合が行われ、アルゼンチンがポルトガルに5-2で勝利し、史上初めて決勝に進出した。

一方、ポルトガルは2000年以来の準決勝だったが、頼みのエース、リカルジーニョはアルゼンチンのディフェンスに包囲され、ゲームに違いを生み出せなかった。

アルゼンチンが規律あるディフェンスと縦に速く、数的優位になったら必ず決定機に結びつけるフットサルを貫き、ポルトガルを粉砕した。

 

ポルトガルには稀代のアタッカー、リカルジーニョがいる。

しかし、アルゼンチンが特別な対策を講じることはなかった。

今までの戦い方と同じだ。

1対1で簡単に抜かれない。

抜かれたら、必ずカバーリングに入る。

リカルジーニョはアルゼンチンの喰らいつくディフェンスに疲弊し、結局スコアボードを動かせなかった。

股抜きなどでスタンドを沸かせたが、そんな会場の歓声がついぞアルゼンチン人の悲鳴には変わることはなかった。

その代わりに聞こえたのは、カバーリングに入ったアルゼンチン代表選手の雄叫びだった。

 

リカルジーニョのドリブルシュートをアルゼンチンは体を張って阻止する。アルゼンチンは1対1でリカルジーニョに喰らいつき、何もさせなかった。

リカルジーニョのドリブルシュートをアルゼンチンは体を張って阻止する。アルゼンチンは1対1でリカルジーニョに喰らいつき、何もさせなかった。

 

アルゼンチンを指揮するディエゴ監督は、就任して2年で、チームを近代化させた。

ララガニャ前監督は徹底して後方に退き、カウンターを狙ったが、現役時代にスペインやイタリアでのプレー経験があるディエゴ監督はボール奪取できるチャンスと見れば、ハイプレスを選手たちに仕掛けさせた。

アルゼンチンが前半12分に決めたブランディの得点は、まさにその成功例だ。

最前線でボールを奪い、その奪ったボールをゴール前のブランディにつないだ

アルゼンチンは前半に4点を奪い、3点をリードした。

 

後半も半分を切ると3点を追うポルトガルはパワープレーを仕掛ける。

だが、アルゼンチンは相手ゴール前での手にしたフリーキックをサインプレーから決めて、ポルトガルを突き放した。

ディエゴ監督になってからセットプレーも緻密になり、得点源へと進化した。

チームの近代化、もしくは欧州化を象徴するようなアルゼンチンの2得点だった。

 

アルゼンチン代表を指揮するディエゴ監督。規律あるアグレッシブなチームをつくった。アルゼンチンをワールドカップ決勝に導いた立役者。

アルゼンチン代表を指揮するディエゴ監督。規律あるアグレッシブなチームをつくった。アルゼンチンをワールドカップ決勝に導いた立役者。

 

厄介なのは欧州の戦術、戦略を取り入れたチームが、リカルジーニョを封じたようにアルゼンチンの元来の強みである粘り強さ、競争力、プレーの強度の高さを保持していることだ。

アルゼンチンが完全にポルトガルを上回ったゲームだった。

他方ポルトガルは、やはりリカルジーニョが活躍しなければ勝てないチームであることを実証した。

 

アルゼンチンは10月1日に行われる決勝戦で、ロシアと対戦する。

これまでの決勝は、必ずブラジルとスペインの2ヵ国の姿があったが、今大会は歴史上初めて両者がいない。

 

3カ国目の世界王者となるのは、ロシアか、それともアルゼンチンか。

 

ワールドカップ・準決勝結果

ロシア 4-3 イラン

アルゼンチン 5-2 ポルトガル

試合のハイライト映像はこちら!

今後の放送予定

【10月2日(日)】
NHK BS1
 午前1:55-(午前3:50) 
FIFAフットサル ワールドカップ2016 3位決定戦 イランvsポルトガル
生放送
 
NHK BS1
 午前4:20-(午前6:30) 
FIFAフットサル ワールドカップ2016 決勝 ロシアvsアルゼンチン
生放送

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