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ブックメーカーのハンディキャップとは?アジアン・ヨーロピアンの違い

2023年3月9日

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

ブックメーカーのハンディキャップは、試合結果にハンデを付けた上で勝敗を予想する賭け方です。

強豪チームと下位チームの試合では強豪チーム勝利のオッズがとても低く設定され、的中してもほとんど配当金は得られません。

しかしハンディキャップを付けた賭けでは、試合結果の予想が難しくなりますが、オッズも高くなります。

この記事では、ブックメーカーのハンディキャップベッティングについて、詳しく解説していきます。

ブックメーカーの用語集

ブックメーカーのハンディキャップとは

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

ブックメーカーのハンディキャップは、ハンデをつけた状態での勝敗を予想するものです。

強豪チームと下位チームの試合ではオッズが偏りますが、ハンディキャップベッティングを利用することで、強豪チームの勝利に賭ける場合でもオッズを高めることができます。

ただしハンディキャップの条件に到達せずに賭けたチームが勝利した場合でも、賭けは勝利になりません(画像の例でマンチェスターCが1-0で勝利した場合など)ので、注意しましょう。

スポーツによってハンディキャップの名称が違う

呼び方スポーツ名
ハンディキャップサッカー / テニス / バレーボール / ラグビー
ランライン野球
スプレッドバスケットボール / アメリカンフットボール
ラインアイスホッケー

ハンディキャップベッティングは、賭けるスポーツによって呼称が異なります。

呼び方に違いがあっても、仕組みはハンディキャップベッティングと同じです。

アジアンハンディキャップとヨーロピアンハンディキャップの違い

ブックメーカーのハンディキャップベッティングには、2種類あります。

アジアンハンディキャップ

  • ドローの選択はない
  • ハンデの数値は0.5刻み
  • ハンデを計算し、引き分けなら返金
  • ハンデが2つある場合、賭け金は二等分

ヨーロピアンハンディキャップ

  • ドローの選択ができる
  • ハンデの数値は整数のみ

アジアンハンディキャップ

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

アジアンハンディキャップとは、サッカーの試合のみで活用され、引き分けに賭けられないハンディキャップのことを言います。

画像のように0.5刻みになっていることから、明確に勝ち負けで賭ける必要があります。

また、それ以外にも特徴的なのが「引き分けなら返金」と「賭け金の二等分」です。

返金になる場合

整数ハンデで賭けた時に適用されます。

アジアンハンディキャップは引き分けを決着としていないため、引き分けになれば無効試合と判定します。

サッカーの試合では1点ずつ加点されていくため、整数のハンデに賭けた場合、無効試合になり返金の対象になることが有り得ます。

上記画像でわかりやすいのは、0の選択肢があるものです。

試合の結果がそのまま反映されるため、引き分けになれば仕組み的に返金の対象になります。

賭け金が二等分になる場合

上記画像でいう「0/+0.5」「0/-0.5」など、ハンデが2種類設定されたオッズに賭けた時に適用されます。(別名:2wayハンディキャップ、スプリットハンデ)

このハンディキャップに賭けた場合、賭け金は二等分され下記のいずれかの展開が考えられます。

  • 両方的中する
  • 半分的中し、もう半分は引き分けで返金
  • 半分的中し、もう半分は負け
  • 半分負けで、もう半分は引き分けで返金
  • 両方負け

損失をできる限り押さえたい方に、おすすめできるハンディキャップと言えます。

ヨーロピアンハンディキャップ

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

ヨーロピアンハンディキャップとは、サッカーや野球のように引き分けがある試合に活用できるハンディキャップのことを言います。

3つの選択肢があることから「3wayハンディキャップ」「マッチハンディキャップ」と呼んでいるブックメーカーもあり、「ハンディキャップ」のみで表記されているブックメーカーもあります。

引き分けがある分、ハンデの数値は整数のみで設定されています。

上の画像では以下のようになります。

  • サウサンプトンの勝利:サウサンプトン(2:0)が的中
  • アーセナル2点差で勝利:ドロー(2:0)が的中
  • アーセナル3点以上の差で勝利:アーセナルFC(2:0)が的中

以上のように、試合結果にハンデを足して引き分けになるか選択できるハンディキャップのことを言います。

ブックメーカーのハンディキャップのメリットと使い方

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

ハンディキャップのメリットは通常の勝敗予想よりも高いオッズで賭けられることです。

画像時点で2位のマンチェスターCと12位のクリスタルパレスの試合では、通常の勝敗予想ではマンチェスターCの勝利オッズがとても低く、勝利しても1.364倍、もしもマンチェスターCが敗北すると賭け金をすべて失うハイリスクローリターンの賭けになります。

ブックメーカーのハンディキャップベッティング

過去5試合の対戦成績を見ると、マンチェスターCが2点差以上で勝利している試合が3試合あります。

マンチェスターCは継続的に高い得点力を発揮するチームなので、過去の対戦成績からも次回の試合で2点差以上で勝利する確率は十分高いと判断できます。

ハンディキャップの「マンチェスターC -1.5」に賭けることで、2点差以上で勝利した場合に賭けは勝利となりますし、オッズは2.070倍までアップします。

このように強豪チーム対下位チームの試合など通常オッズが偏っている場合、複数得点差が期待できると判断した場合にハンディキャップは有効的な賭け方です。

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中西 陽美

ライターの中西 陽美(なかにしみなみ)と申します。親戚に競走馬を育成している牧場経営者がおり、幼少期からブリーダー目線で競馬をよく見て育ちました。競馬場での職歴もありますが、現在は親戚の牧場を手伝いながら、競馬に関わるお仕事もしています。

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