ブックメーカーのオーバーとは、その試合で起きる事象の回数が、特定の数値より高いことを予想する賭け方のことです。
この記事ではオーバーの仕組みを具体的に解説するとともに、的中させやすいオーバーを利用した投資法のやり方を紹介します。
ブックメーカーのオーバーとは
ブックメーカーのオーバーとは、設定された数字よりも事象が高いかを予想する賭け方のことです。
オーバーが適用される賭けは、様々な事象に対応しています。
具体的な例を見てみましょう。
オーバー 合計得点
サッカーの試合における、1試合終了時の両チーム合わせた総得点数を予想するものです。
■ オーバー2
試合終了時に両チームの合計得点が2点より多い(3-0など)なら的中
合計得点が2(1-1など)の場合は賭けは無効
■ オーバー2.5
試合終了時に両チームの合計得点が2.5点より多い(3-0など)なら的中
サッカーの試合に0.5点は存在しないので、無効ケースは存在しない
オーバー 合計コーナーキーック
サッカーの試合における、1試合終了時の両チーム合わせたコーナーキック数を予想するものです。
■ オーバー9.5
コーナーキックの数が両チーム合わせて10本以上なら的中
オーバー トータル枠内シュート
サッカーの試合における、1試合終了時の両チーム合わせた枠内シュート数を予想するものです。
■ オーバー8.5
枠内シュートの数が両チーム合わせて9本以上なら的中
このように、様々なスポーツにおける試合中の数値を、規定の数字より上回るかを予想するものがオーバーの賭け方です。
ブックメーカーのオーバー投資法とは
オーバー投資法とは、過去のデータや選手・チームの状況を把握して、可能性の高いオーバーオッズに賭ける方法のことです。
オーバー投資法は試合の合計得点を予想するものが最も一般的です。
オーバー投資法で賭ける際は、必ず0.5単位の数値に賭けるようにしましょう。
オーバー2やオーバー3に賭けてしまうと、数字が一致してしまい、賭けが無効になることがあるためです。
オーバー投資法では大量得点の入りやすい野球や、実力差の大きなサッカーの試合などでおすすめです。
オーバー投資法のやり方
サッカーでのオーバー投資法のやり方を解説します。
過去データと選手・チームの状況を確認する
両チームの直近5試合のゴール数を調べる
- エースストライカーの直近のゴール数を調べる
- 強豪同士の試合は点差がつきにくい
- カップ戦などトップリーグ所属チームvs下部リーグ所属チームの試合に注目
- 両チームの直近の試合日程や移動を調べ、コンディションを考える
- 両チームの怪我人の状況を把握する
これらのデータは必ず調べておきましょう。
またサッカーでは大量得点が入りにくいですし、特定の試合(大量得点が必要なCL2ndレグなど)を覗いて大量得点が必要なく、勝っているチームはそのまま試合を終わらせようとします。
あまり大きなオーバーには賭けないよう注意しましょう。
ライブベッティングで賭ける
ライブベッティングでは刻一刻と変わる試合状況に応じて、オーバーのオッズも変化していきます。
試合が進むにつれて高いオーバーはオッズが上昇し、低いオーバーはオッズが低下します。
後半20分ぐらいまで試合が進めば、試合展開はほぼ決まってきますが、まだ試合結果は確定していないため、より正確なオーバーに賭けることができます。
キャッシュアウトを活用する
ライブベッティングで賭けていれば、キャッシュアウトで損切りすることができます。
例えばトップリーグのチームvs下部リーグのチームの試合において、オーバー3.5に賭けたとします。
後半20分で試合は2-0のまま膠着状態になったとしましょう。
トップリーグのチーム側が「このまま試合終了で良い」と判断したような展開を見せた場合、これ以上得点が入ることは難しいです。
この時点ではオーバー3.5が的中していませんが、試合が終了していない状況であるため、キャッシュアウトすれば賭け金のいくらかが返金されます。
もちろん試合終了前にどちらかが2得点すれば賭けは的中となりますが、そのまま試合終了すれば賭け金すべてが失われてしまうリスクがあるため、一定のラインを決めてキャッシュアウトで損切りることも考えましょう。
マルチベットを併用してオッズを強化する
オーバー投資法は事前のリサーチを行うことで高い確率で的中させることができますが、可能性に応じてオッズは低下するため、それほど高い配当金は得られません。
しかし同様の試合を2試合、3試合とマルチベットにすることで、高い確率で的中できるオーバー投資法でも大きく稼ぐことが可能となります。