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ブックメーカー詐欺の勧誘 - 具体的な手法例と被害時の対処法

2022年11月10日

ブックメーカー詐欺の勧誘について
  • ブックメーカーの自動ツールを買わないか?
  • ブックメーカーの胴元になるため投資しないか?
  • ブックメーカーで稼ぐセミナーに参加しないか?

このようなブックメーカーに関連する勧誘はすべて詐欺ですので、すぐに断りましょう。

ただしブックメーカーそのものは詐欺ではありません。

この記事ではブックメーカーに関連する詐欺について解説します。

ブックメーカー詐欺とは

ブックメーカーの詐欺勧誘とは

ブックメーカー詐欺とは、ブックメーカーで稼げるノウハウを教える代わりに高額な費用を請求するものや、自動で賭けられるツールを高額で販売するものがあります。

いずれも「楽に稼げる」「自動で稼げる」といった甘い言葉をきっかけに、高額な費用を請求されます。

これらのブックメーカー勧誘はSNSでのダイレクトメッセージ、マッチングアプリ、オンラインサロンで勧誘されるケースが最も多く、中には学校の知人から誘われるケースもあります。

またブックメーカーそのものは違法ではなく、日本から利用しても全く問題はないため、「ブックメーカーやってるけど面白いよ、君もやってみたら?」というのは詐欺ではなく、ただのお誘いです。

ブックメーカーは違法?合法? - 日本の法律における解釈

ブックメーカー詐欺の勧誘手法

ブックメーカー詐欺の勧誘手法

ブックメーカー詐欺勧誘の手法は以下の方法で行われます。

  • SNSでの勧誘
  • マッチングアプリでの勧誘
  • オンラインサロンでの勧誘
  • 友人や知人からの勧誘

ブックメーカー詐欺の勧誘は当然違法ですから、見えにくいオンライン上で行われるケースが多いです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

SNSでの勧誘

  • TwitterのツイートやDMでの勧誘
  • LINEのオープンチャットでの勧誘
  • Instagramの投稿での募集やDMでの勧誘

SNSでの勧誘は以上のケースが代表的です。

最も多いのはSNSでお金に関する投稿をしているユーザーにいいねやフォローをすると、「ブックメーカーで簡単に稼げるんだけど興味ないか?」というDMが送られてくるケースです。

ブックメーカーで簡単に稼げる方法は存在しませんし、稼げる方法を親しくない人に教えるのも不自然ですから、絶対に返信しないようにしましょう。

SNSでのでの具体的な勧誘例

「絶対に勝てる必勝法」「毎月の利益が1000%以上」といったキャッチコピーで、ブックメーカーで勝てる手法を情報商材として販売する手口。

情報商材は高額で、中には100万円を超えるものも存在します。

肝心の情報商材の中身はインターネットで無料で閲覧できるような「低いオッズの試合に賭けて確実に増やす」「サッカーのアンダーに数万円、数十万円をベットして、福利にて増やしていく」といった、お金を払う価値のない内容ばかりです。

また悪質なものでは複数回にわたり情報商材を売りつけられる場合もあります。

マッチングアプリでの勧誘

流行りのマッチングアプリで素敵な人とマッチングできた!と思いきや、マッチング相手にブックメーカー詐欺に勧誘されてしまうケースです。

マッチングアプリでの勧誘は最も引っかかってしまう可能性が高く、実際に相手に会っているため警戒心も薄れます。

素敵な相手からビジネスを勧められた、恋愛も進展するかもと期待し、乗ってしまう方が多いようで、最も警戒しなければいけません。

マッチングアプリでの具体的な勧誘例

よくあるパターンは女性側から男性側へ誘いを持ちかけてくるものです。

男性が女性に好意を持ってきたところで「海外のブックメーカーで稼げる話がありますよ。お話だけでも、聞いてみませんか。」と話をし、男性側は女性側に好意を持っているので、話を聞く流れとなります。

後日マッチングアプリで知り合った女性と知らない男性が来て、その男性の3人で会うことになります。

説明をするのは女性が連れてきた男性であり「テニスの試合に賭けて、勝ったら何倍も稼げますよ。ノウハウがあって、勉強会や動画などを1年間学ぶだけで、1か月で100万円も稼いだ人がいますよ」と上手い話を持ちかけてきて、セミナー受講代100万円を支払う契約をする流れになります。

しかし100万円という大金を1度に支払うことは難しいと話をすると、消費者金融にお金を借りるように言われ、消費者金融2社から50万円ずつ借りるよう指示されたというケースもあります。

相手の好意や恋愛感情を悪用した手口であり、「デート商法」と呼ばれるものです。

オンラインサロンでの勧誘

ビジネス目的のオンラインサロンに加入したら、実はブックメーカー詐欺の勧誘を目的としたサロンだったというケースです。

サロンにはサクラが存在し、「私も簡単に稼げた!」「このビジネスは絶対だ!」といった称賛がたくさん見られるので、「本当に稼げるのでは?」と思ってしまいます。

しかし実際に話を聞いていくとツール購入や、セミナー参加費として高額請求されることになります。

オンラインサロンは「すごく稼いでいる人」を広告塔にメンバーを集めている場合が多いので信用してしまいがちですが、そもそも稼ぐために多額の費用が必要な時点でありえません。

友人・知人からの勧誘

既にブックメーカー投資詐欺にひっかかってしまった友人や知人から誘われることがあります。

ある程度の関係性ができているため、「絶対儲かる」「やらないと損」など強引な言葉が使われることが多く、知り合いであることから断りにくいケースです。

本当の友人ならブックメーカー詐欺には勧誘してきませんから、残念ながら割り切って縁を切るしか無いでしょう。

友人知人から具体的な勧誘例

ブックメーカーで次々と稼げると知り合いに言われて話を聞いたところ、ノウハウを80万円でスクールで教えてもらえるということでした。確実性が高いノウハウのみを教えてもらえるとのことで、話だけを聞くと惹かれるものです。
「絶対に儲かるよ」「やらないと損だから、勿体ない」などと言われて、心が揺れました。
しかし、ネット上で調べて、みるとブックメーカー勧誘詐欺という言葉をいくつも目にして、稼げない人も多くいるということで、断りました。ちなみにオッズ1.2倍で賭けて勝率95%という凄い勝利内容です。

この方はブックメーカー勧誘は詐欺で稼げないと思ったようです。

しかしオッズ1.2倍で勝利95%が事実なら、ものすごいことだと思っています。

この勝率はブックメーカーに詳しい方ならわかる話ですが、オッズ1.2倍に賭けて勝率が95%になるというのは、絶対にありえないことです。

ブックメーカー詐欺の対象となる商材

ブックメーカー詐欺の対象になる商材
  • 必勝法や高確率を売りにした情報商材
  • AIによる自動ベッティングツール
  • セミナー・コンサルをきっかけにしたマルチ商法

ブックメーカー詐欺の対象となる商品は、以上のものが代表的です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

必勝法や高確率を売りにした情報商材

「必ず当たる」「必勝法」「高確率で勝てる」などを売りにした、ブックメーカーの情報商材です。

このような謳い文句で売られる情報商材はとても高額で、10万円を超えるものがほとんどです。

情報商材を売る詐欺は20代の若者に被害者が多く、社会問題の1つになっているほどです。

ブックメーカーに必勝法は存在しないので、そのような情報商材は嘘だと理解して構いません。

ブックメーカーは海外では上場するほど大きな企業が運営しており、そのような企業が大赤字になるサービスは提供しません。

AIによる自動ベッティングツール

ブックメーカー自動ベッティングツールを高額で販売するものです。

AIが自動で売買するソフトウェアで、AIがデータを元に売買するため一見非常に効率が良いものに見えます。

しかしAIによる自動売買は、FXなどの為替で用いられる高性能なものとは異なり、オッズが変動するブックメーカーでの精度は著しく悪いのが現状です。

ブックメーカーのオッズは機械的に決められるものではなく、各ブックメーカーのトレーダーが矛盾が生じないように確定しているため、AIをもってしても確実な賭けができないことが理由です。

また自動ツールはブックメーカーで利用が禁止されているので、ブックメーカーのアカウントが停止されるリスクもあります。

セミナー・コンサルをきっかけにしたマルチ商法

セミナーやコンサルに誘われ、話を聞くうちに高額なスクールや教材、講習の契約をさせられるものです。

オーナーを紹介すると1人あたり◯万円貰えるというのはマルチ商法であり、知らず知らずのうちにマルチ商法に巻き込まれているなんてことは少なくありません。

ブックメーカー詐欺・勧誘の注意点

  • ブックメーカーに必勝法は存在しません
  • アービトラージは禁止行為です
  • ブックメーカーで大儲けした人物には注意しましょう
  • 「必ず儲かる」と謳うのは違法行為です

ブックメーカーの詐欺勧誘に遭わないように、以上の点に注意しましょう。

ただし重ねてお伝えしますが、ブックメーカーの利用そのものは合法で安全なものです。

ブックメーカーに必勝法は存在しません

ブックメーカーはギャンブルなので、必勝法は存在しません。

ただし事前のデータリサーチや、賭けるスポーツへの知識を深めること、資金管理を徹底することで勝率を上げることはできます。

しかしいずれの方法も必勝法ではありませんし、簡単にできるものではありません。

ブックメーカー投資とは?スポーツベッティングで稼ぐ正しいやり方

アービトラージは禁止行為です

ブックメーカーのアービトラージとは、複数のブックメーカーで同じ試合の異なる試合結果に賭け、高い確率で利益を得る手法のことです。

アービトラージが成立する試合に賭けることで、試合結果に関わらず必ず勝利金を得ることができるため、試合のオッズによって元金を上回り、ギャンブルの性質を逸れてしまうことから、ブックメーカーでは禁止行為にしているケースが多いです。

アービトラージを認めているのはピナクルぐらいで、他のブックメーカーはアービトラージを原則禁止としています。

ブックメーカーのアービトラージとは | 危険な禁止行為?儲かる?やり方は?

アービトラージ(裁定取引)とは

アービトラージとは主に金融投資で用いられる投資法です。
同一の金融商品で生じる金利や価格の差に注目し、売りと買い両方のポジションを取ることで、サヤ抜きを狙う手法です。
アービトラージのほかにも「サヤ取り」や「スプレッド取引」とも呼ばれ、ヘッジファンドの投資手法として現在でも使用されています。

「ブックメーカーで大儲けした」とアピールする人物には注意

SNSなどで「ブックメーカーで大儲けした」とアピールする人物には注意が必要です。

なぜ自分が大儲けしたことをSNSで叫ぶのでしょうか?

このような人は自分を広告塔として、詐欺商材やコンサル、セミナーへ誘ってくる場合が多い傾向にあります。

「必ず儲かる」と謳うのは違法行為

ブックメーカーに限らず投資で「必ず儲かる」「元金保証」と誘うのは違法行為です。

このような謳い文句があれば、即座に詐欺の勧誘であると判断しましょう。

ブックメーカーアフィリエイトは詐欺ではない

ブックメーカーアフィリエイトとは

ブックメーカーアフィリエイトは、WEBサイトやSNSでブックメーカーを紹介して、ブックメーカーから広告収益を得るもので、詐欺ではありません。

ブックメーカーに賭けて稼ぐ方法とは異なるので、ギャンブル要素はありません。

例えば知人から「一緒にブックメーカーのWEBサイトを作って広告収益を得よう」と誘われた場合、これは単純にWEBサイト運営の誘いなので、詐欺でも違法でもない点に注意しましょう。

ブックメーカーのアフィリエイトとは?

ブックメーカー詐欺の被害に遭ったら

ブックメーカー詐欺被害の対処法
  1. 国民生活センターへ相談する
  2. クーリングオフを利用する

以上の方法でトラブルを回避しましょう。

それぞれ詳しく紹介します。

国民生活センターへ相談する

国民生活センター(独立行政法人国民生活センター)では、商品やサービスなどの消費生活全般に対する苦情やお問い合わせなどの、消費者からの相談を受け付けて公正な立場に立ち処理をしてくれます。

消費者センターとも呼ばれる機関で不当な詐欺契約を結んでしまった際にどうすれば良いのか、公の機関としてサポートしてくれます。

ブックメーカー詐欺の被害に遭ってしまったら、まずは国民生活センターへ連絡しましょう。

独立行政法人国民生活センター

クーリングオフを利用する

クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

※2022年6月1日より、書面によるほか、電磁的記録でもクーリング・オフの通知を行うことが可能になりました。電子メールのほか、USBメモリ等の記録媒体や事業者が自社のウェブサイトに設けるクーリング・オフ専用フォーム等により通知を行う場合が挙げられます。FAXを用いたクーリング・オフも可能です。

引用元:クーリング・オフ | 国民生活センター

ブックメーカー詐欺で高額商品を購入する契約をしてしまった場合、クーリングオフが利用できます。

クーリングオフの対象となるかどうか、手続きの方法についても上で紹介した国民生活センターで説明を受けると良いでしょう。

ブックメーカー詐欺まとめ:誘われたらきっぱり断る

ブックメーカー詐欺勧誘はインターネットを通じて行われるケースが多いです。

契約をしなければ高額な費用を支払う必要はありませんので、話を聞いてしまっても契約についてはきっぱりと断りましょう。

ブックメーカーは違法ではありませんが、あくまでギャンブルであり、必勝法や確実に稼げる方法は存在しません。

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